コンニチハ!日本語サロンです
KIFAリポート101号掲載 (2017年4月発行)
テレビ
金 男鎮さん(韓国)
こんにちは、私はキム ナムジンと申します。私は日本に来てかれこれ、十数年になります。日本語も来日したての頃とくらべて、随分話すことが出来るようになったと、自分では思っています。日本人が言う「ペラペラ」には程遠いことは自覚していますが。
話は変わりますが、私は今、日本のドラマにハマっています。最近は録画をして、何回も見なおして泣いたり、笑ったり、よい言葉を心に刻んだりしています。特にNHKの朝ドラが好きで、日本の歴史、風習、文化、日本人の考え方、逆境における逞しさ,優しさに感動しています。韓国ではあまりドラマアを見ていませんでした。何故ならそんなに面
白く感じなかったからです。でも、来日後に知り合った友人の多くは韓流ドラマを見ていると言っていました。何が面白いかを訊いても、明確な答えは得られませんでしたし、その後、友人たちはロケ地巡りの旅行をしていましたが、その点についても理解に苦しんでいました。
しかし、現在、自分がドラマを見だして、友人達は、韓流ドラマを通して、韓国と韓国人である私を理解しようとしていたのではないかと思います。改めて、友人達の優しさを感じている今日この頃です。
ドラマは、その国の文化・風習を教えてくれるだけでなく、言葉の勉強にも大変役に立ちます。教科書では分からない言葉のニュアンスや相手によって使い分ける表現など。
恥ずかしながら最近、テレビの字幕機能を知りました。字幕を使い出してから、より一層理解が深まったように感じています。ドラマは、私にとって素晴らしい日本の先生の一つだと感じています。