河内長野市国際交流協会 平成29年度 総会
日本語サロン・オープンデイは、日本語サロンで日本語を学んでおられる外国の方々が日本語でスピーチをして、日頃の学習の成果を皆様に披露する場です。
今年は中国、ベトナム、インドネシア、カナダ、タイ、ベトナム出身の6名の学習者が元気にスピーチを行い、スピーチに続いて中国、ベトナム、カンボジア、フィリピン出身の皆さんが、日本や母国の歌を披露されました。イベントホールに用意された12のテーブルは日本語の学習者や見に来られた外国の方や市民でいっぱいでした。
トップバッターの中国の趙 暁陽さんは、流暢な日本語で携わっておられる建築設計の仕事について話してくださいました。ベトナムのファン・タイン・パオさんは、ちょっと緊張気味でしたが、来日して、別れて生活することになってあらためて感じた家族への思いと有り難さを、家族への手紙の形で伝えてくれました。インドネシアのプジアティさんは、母国の料理や食材をスクリーンに映して紹介しながら、日本にやってきて初めて経験した日本料理について驚いたことや感じたことを話してくださいました。日本の小学校で教師をされているカナダのユーエンさんは、生徒たちの学校での生活を見て、日本ではすることが当たり前になっている先生への挨拶や生徒たちによる教室の掃除、上級生の下級生への思いやりが素晴らしいと感じたと話されました。観光ガイドをされているタイのキッティパン・ピンヨーさんは、タイでのロングステイについてのお話をされました。物価も安く、温暖で暮らしやすく、親日的なので日本からロングスティされる方も多いそうです。タイの観光地などをスクリーンに映しながらタイの素晴らしさを紹介していただきました。日本に来るのが夢だったという実習生として来日されているベトナムのドイ・ズイ・チュオンさんは、日本に来るための面接でとても苦労をしましたが、諦めないで頑張ってよかった、両親や家族の応援にとても感謝していると話されました。
中国、ベトナム、カンボジア、フィリピンの皆さんによる歌の披露では、母国の歌のほかに「涙そうそう」や「里の秋」なども飛び出し、盛り上がりました。
その後は、各テーブルに別れて外国人の方たちと一般参加者がお話しをする交流の時間です。テーブルを移動しながら、外国人の自己紹介から始まる日本語での交流タイムは20分の制限時間がとても短く感じられました。