たすけあい広場
 ~災害が起きたらどうなるの?~

講師:国崎 信江氏  
ワークショップ:(株)NTTドコモ
講評:紅谷 昇平氏
11月19日 市民交流センター イベントホール

■災害が起きたらどうなるの? 
 「たすけあい広場」では、外国人の皆さんといっしょに、災害などが起こったときの対処方法などを学んできています。今回は、危機管理教育研究所代表、危機管理アドバイザーの国崎信江さんに「災害が起きたらどうなるの?」というテーマのお話を伺いました。会場には50名を越える参加者が集まり、約半数は15カ国からなる外国をルーツに持つ方たちでした。
 国崎先生は、実際に災害の起きた現場での支援活動にも携わっておられ、具体的な例を体験談やビデオ映像などで紹介してくださいました。1995年の阪神・淡路大震災の再現ビデオでは、建物や高速道路が崩壊していく様子が生々しく映し出され、当時の記憶がよみがえりました。また、2016年の熊本地震で崩れて1階が押しつぶされた家々の写真からは、地震のときには1階にいることがいかに危険なのかがわかりました。
 皆さんは、家具の固定などされていますか?背の高い家具は、地震で揺れて倒れると危険ということで、固定されている方も多いと思います。ところが、ビデオで見せていただいた状況から、実は低いから安心とあえて固定していないテーブルや椅子、机の上のもの、置物などほとんどすべてのものが、強い地震の揺れに襲われたときは、部屋中を動き回り、あたかも凶器のように人間を襲ってくるのです。常識のように思われている、「地震のときはテーブルの下に」などということは、全くの迷信ということが、よくわかりました。状況によりますが、大きな地震の時、家の中は危険です。できるだけ外に逃げます。しかし、外もこわれたガラスや瓦や倒れてくる壁など危険はいっぱいです。あらかじめ家の中や外でどんな危険があるのか認識し、どう対処するか日頃から考えておくことが大切と感じました。
 ワークショップでは「我が家の防災マニュアルを作ってみよう」というテーマで、家族との連絡方法や待ち合わせ場所など、各自考えて記入していきました。皆さん真剣に考えていましたが、何を持ち出さないといけないのかなど、具体的に書き出すのはかなり難しく、大阪府警から提供されたチェックリストはとても参考になりました。

■河内長野発信ピクトグラムの導入
 後半では、NTTドコモの皆さんから、エリアメール(緊急速報メール)の紹介と、当協会のアイデアも盛り込んで開発に当たられた、エリアメールへのイラスト(ピクトグラム)導入についてお話がありました。実際にデモ用のスマートフォンで地震や津波のエリアメールを受信して、イラストが表示されるのを見ました。ひと目で地震、津波ということがわかり、外国人だけでなく日本人にとってもとてもわかり易いことを実感しました。

■ワールド・スタンダードへ
 最後に兵庫県立大学の紅谷昇平先生に講評をいただきました。紅谷先生は、留学生たちから緊急速報について質問を受け、日本語がわからない人にとっては、情報が全く伝わらないことを感じていらっしゃいました。そのためKIFAの活動に常に関心を持っておられ助言などもいただいてきました。イラストを入れる方式は国内標準化に向けて活動されていくようですが、日本だけでなくワールド・スタンダードになるべきものと、高く評価をいただきました。
 河内長野で取り組んだことが、災害時の対策に向けて小さいながら協力できたことは、参加してきた全員にとって大きな喜びです。



びょうき、しゅっさん、こそだて、がっこう、てつづき



年会費

■個人会員
 ・一般:2,000円
 ・学生(高校生を除く):1,000円
■高校生:無料
■家族会員  3,000円
■団体会員 10,000円

河内長野市国際交流協会

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