国際料理教室 〜韓国編〜
美味しいキムチ作りました!
2018年2月10日 市民交流センター 食工房
講師:講師:金 鳳貴さん
今回の国際料理教室では、寒い日にぴったりの韓国のキムチとお鍋料理を作りました。講師はおなじみ、金先生。本場韓国のキムチづくりを体験しながら、おいしく作るポイントをしっかり伝授してもらいました。
◆下準備
前日から先生とスタッフで白菜8玉を塩漬けにしました。芯までしっかり塩をするのがポイント。途中で何度か上下を返してあげると、より早くしっかり漬かるそうです。
◆ヤンニョム(薬味)作り
薬味は、唐辛子、のり、魚エキス、にんにく、生姜、そして参加者の皆さんが切った玉ねぎ、大根、青ネギ、ニラなどの野菜をどっさり混ぜて作ります。のりは、もち粉と水を火にかけてとろみをつけたもので、キムチの色が良くなり、薬味が馴染む効果があるそうです。うまみの決め手は魚エキス(魚醤)で、キムチの発酵も助けてくれます。さらに先生は甘エビの塩辛をミキサーでペースト状にして加えてよりうまみ豊かに。唐辛子粉には甘口や中辛があり、今回は辛さ控えめに甘口ベースですが、それでも覗き込むと目が痛いほどの刺激! 作業する先生は、涙ぐむほどでした。◆漬け込み
塩漬け白菜1/4玉の葉を1枚づつめくって、ヤンニョムを塗り込みます。芯は漬かりにくいので、「奥までグッと入れるのが大事ですよ」とアドバイスが。また、てんこもりに挟んでパンパンにするより、丁寧に塗って綺麗にまとめるのがいいようです。キムチは発酵させることでうまみや酸味が出ます。持ち帰ったキムチは、1週間ほどでおいしくなるそうです。
◆キムチ耳より話
「夏はきゅうりのキムチもおすすめです。塩水につけるか塩をして、薬味に漬ければすぐできます。十字の切り込みを入れて丸ごと漬けるか、食べやすく切って漬けます。からし菜のキムチもおいしいですよ。ワケギでも作ります。」
キムチ作りのあと、ポッソチョンゴル(きのこ牛肉鍋)も作って皆さんでいただきました。唐辛子の入らないシンプルな鍋料理で、しょうゆとみりんで下味をつけた牛肉とたっぷりのきのこを鍋に入れ、少しの水で煮るだけ。素材から出た出汁のうまみたっぷりで、「あっさり味のすき焼きみたい」「ヘルシーでおいしい」と大絶賛でした。炊きたてご飯、お鍋、そして新鮮な浅漬けキムチで、心も体もあたたまりました。
試食中、参加者の方から「先生、お肌きれいですね」との声が。「私なんて全然〜。でもきれいな人多いですね」と先生。韓国の人はキムチでたっぷり乳酸菌が取れるので内側からきれいになるのでしょうか。今回の国際料理教室には、貸農園で野菜を作っているという男性や、子育て中のママさんのご参加もありました。これからも色々な方に世界の料理を楽しんでいただけますように。