日本語交流活動教材 にこにこ出前講座

11月9日(土)、16日(土)
市民交流センター 視聴覚室
講師:(合同会社)おおぞら日本語サポート 澤田幸子氏 (11月9日)   
(公財)吹田市国際交流協会 日本語講師 榎原 智子氏     (11月16日)

 吹田市国際交流協会(以下SIFA)が 文化庁の委託事業として作った日本語交流活動教材「にこにこ」と「はじめてのにこにこ」について出前講座が開かれました。取材に伺ったのは2日目の「はじめてのにこにこ」についてでした。
 外国出身の学習者に日本語を教えるとき、担当の人を決めて、主にその人だけが学習者と話すようになると、内容が偏ってきがちです。また、本来人によって違う話し方があるはずなのに、同じ話し方に偏って触れることになるなどの問題があります。そのため、SIFAではグループ活動に重点を置き、日本語でたくさんおしゃべりし、交流を深めることを通じて学習者の日本語活動のサポートをされているそうです。ともに学ぶという姿勢を大切にし、自分のことを語り相手を知ることを大事にします。ロールプレイで会話をしたら、さらに自分自身に当てはめて話してもらう「自分語り」が学習者には役に立ちますと説明されました。
 「はじめてのにこにこ」は、30のユニットとイラスト、資料、ボランティア向け手引からなるテキストです。7つのステップごとに何をどのように進めていくのか考えられています。イラストを見せながら指導者が語り文を読む、次にイラストを見せながら1文ずつリピートしてもらい、ステップ3では覚えるくらいまで読む。ステップ4からは、学習者に語り文を再生してもらうなど、これは他の言語の指導にも共通し役に立つ教え方だと実感しました。
 そのあと参加者は3つのグループごとに、学習者役とボランティア指導者役に分かれて紹介された指導方法を練習しました。指導者はペアになって一人が主に話し、もうひとりは主にイラストのカードをタイミングよく見せていきます。学習者も2, 3人の複数です。参加者は日頃日本語サロンで活動しているボランティアの方たちですから、学習者役、指導者役それぞれ堂に入っています。ジェスチャーも取り入れながら楽しく模擬学習は進んでいきます。途中で持ち上がった疑問には、講師の榎原さんとSIFA職員の林さんが一緒に考えたりアドバイスをされていました。こうして常に複数の人が話す環境に置かれると、自然にいろいろな日本語に触れることになります。このような場の提供が地域の日本語教室には求められていることを学びました。
 最後に、たくさんの経験を積まれているはずのKIFAの日本語サロンのボランティアのみなさんが、さらにいろいろな指導方法から学ぼうとされていることは素晴らしいと思いました。学習者の皆さんから常に「先生、先生」と慕われているのは皆さんの陰の努力があればこそだと再認識しました。



びょうき、しゅっさん、こそだて、がっこう、てつづき



年会費

■個人会員
 ・一般:2,000円
 ・学生(高校生を除く):1,000円
■高校生:無料
■家族会員  3,000円
■団体会員 10,000円

河内長野市国際交流協会

〒586−0025
河内長野市昭栄町7−1
市民交流センター(KICCS)3階
Tel: 0721-54-0002
Fax: 0721-54-0004
Mail: office@kifa-web.jp