コンニチハ!日本語サロンです
KIFAリポート93号掲載 (2015年4月発行)
アメリカと日本の違いについて
ハンナ・ネルソンさん(アメリカ)
みなさん こんにちは!
わたしはアメリカのウィスコンシン州から来たハンナです。富田林市の河南高校で日本語を勉強しています。日本に来て6ヶ月になります。ときどき大変なこともありますが、とても楽しいです。多くの新しいことを体験し、新しいものを食べたり飲んだりできます。それが楽しいのです。
日本に来た目的はアメリカと日本がどのようにちがうのかを知りたかったからです。ですので、わたしが見つけたアメリカと日本のちがいを紹介します。
まずは学校のことです。アメリカの学校は生徒が教室を移動します。でも日本は先生が移動します。私は移動することが好きではありません。なぜなら、休み時間が長いほうがいいからです。アメリカの体育は男の子と女の子がいっしょに授業を受けます。また、日本の公立の学校は制服があります。でも、私立は制服がないところもあります。アメリカはぎゃくです。日本では先生が時間割をきめます。アメリカは自分できめます。授業をきめるのは楽しいので、わたしは自分できめるほうが好きです。クラブもちがいます。日本では多くの生徒はひとつのクラブにだけ入りますが、アメリカではいくつかのクラブに入ります。
ちがいがあるのは学校だけではありません。まずはテレビについてです。日本はバラエティが多いですが、アメリカではコメディとドラマが多いです。たとえば、”The Big Bong Theory”というオタクっぽい4人の科学者についてのコメディや、”CSI”や”Law and Order”などの犯罪ドラマがあります。それにアメリカと日本の食べものはまったくちがいます。日本食は魚介類をたくさん食べ、お肉をあまり食べません。でもアメリカは日本とぎゃくです。日本人はいつもお米を食べます。アメリカには主食はほとんどありませんが、みんなはパンがとても好きです。日本人は水とお茶をよく飲みますが、アメリカ人は水と牛乳をよく飲みます。
さいごに、日本とアメリカはおたがいの言葉をまちがって使っていることがあるので、紹介します。アメリカ人は漢字のタトゥーをいれています。でも、多くのばあい、その漢字の意味をわかっていません。たとえば、アメリカ人は”free”を辞書でしらべて、まちがった日本語のタトゥーをいれてしまいます。本当は「自由」といれたいのに「無料」といれてしまいます。反対に日本ではTシャツにまちがった英語の文が書かれています。
以上が、私が日本に住んでいる間に見つけたアメリカと日本のちがいです。もっともっと日本のことを学んで、これからもたくさんのちがいを見つけたいと思います。