もっと気軽に国際交流!多文化の部屋
第3回「インドネシアの魅力」
ゲスト:テグ・セチア・アヌゲラハさん
「多文化の部屋」第3回のゲストは、インドネシア出身で在大阪インドネシア総領事館にお勤めのテグ・セチア・アヌゲラハさんです。同じくインドネシア出身のプジアッティさんも、ジャカルタの美しい伝統衣装をまとって来てくれました。
実は、テグさんが首にかけている布も、サルーンという伝統衣装。筒状になっていて、すっぽりかぶって胸の部分で折り返すとスカートになり、「いいね!」「かっこいい」と歓声が上がりました。
インドネシアは、人口約2億3000万人(2010年)。1万3400以上もの島々からなる国土に約300の民族が暮らし、500以上の言語がある多文化の国です。島や地方によって、話す言葉も家の造りも異なります。西ジャワで生まれたテグさんはスンダ語を話し、お母さんの母語もスンダ語ですが、中央ジャワ出身のお父さんの母語はジャワ語でした。そのため、家では共通語のインドネシア語で会話していたそうです。
日本と違って、インドネシアでは全ての人が宗教をもつ義務があります。約80%がイスラム教ですが、ほかにもヒンドゥー教、仏教、キリスト教など多様な宗教があります。
お話のあとは、インドネシアの伝統楽器アンクルン体験です。アンクルンは竹製の楽器で、揺らすとカラカラと涼やかで綺麗な音が鳴ります。参加者の方に1つずつ持ってもらい、譜面の番号とテグさんの合図に合わせて鳴らしていくと、見事「きらきら星」の演奏に成功!拍手喝采で盛り上がりました。
休憩タイムには、インドネシアの紅茶と、テグさんの奥さん手作りの「イサゴレン(揚げバナナ)」というお菓子をいただきました。衣に包まれたバナナが甘くとろりとしていて、「おいしい」と大好評でした。
1時間半というひとときでしたが、テグさんのお話、衣装、楽器、お茶とお菓子で、インドネシアの文化と魅力を五感で感じられました。行ってみたいな、インドネシア。