もっと気軽に国際交流!多文化の部屋
第4回「バックパッカーの達人」〜100カ国の旅〜
ゲスト:浜田 知宏さん
4回目を迎えた多文化の部屋、今回は異色のゲストでした。お迎えしたのは、2か月前に中国から戻られたばかりの河内長野在住の浜田 知宏さんです。
ご存知のようにバックパッカーとは、装備一式を詰め込んだザック(バックパック)を背負い、ツアーではなく、自分で行程を決めて旅する旅行者のことです。バックパッカーの、しかも達人ということで、野性味溢れる、ごつい感じの男性をイメージしていましたが意外とスマートな方でした。
浜田さんの海外渡航回数はなんと48回、訪問国数も今年100カ国を突破したそうです。その中にはハネムーンも入っていて、もちろんバックパッカースタイルだったそうです。
講演では、「写真で巡る海外の旅」ということで、浜田さんが撮影された写真を見ながら話をうかがいました。聞きなれない国もあり、地図で場所を確認しながら写真を拝見しました。浜田さんがお気に入りといわれる場所の写真は意外に繊細で乙女チックなものが多く、ロマンチストの一面もうかがわれました。紹介のあった穴場スポットの観光だけでなくホノルル・マラソンやニューカレドニア・トライアスロン国際レースに参加したり、氷河の氷を削って作ったオンザロックを楽しんだりとか普通のパッケージツアーでは経験できないことも沢山楽しまれたようです。
バックパッカーの旅ですので、宿舎はホテルではなく、ゲストハウスやホステルと呼ばれる簡素な宿とのことです。時には現地の方の家でお世話になったこともあるそうです。私たちが海外旅行をするときに、心配なのは言葉ですが、こんなに沢山の国を訪問され現地の方と接しておられるのに、不思議なことに言葉で困ったというお話は一切ありませんでした。語学も達人なのか、強心臓で乗り切られたのかは定かではありませんが、言葉や文化が違っていてもやはり一番大切なのは人と人との触れ合いということなのでしょうか。
「自分には絶対無理」と思いながら、猛暑の中、涼しい部屋で小旅行を楽しませていただきました。