Gather in Support for our Asian Ameircan Community @ Carmel IN
アジア系アメリカ人コミュニティ支援集会
@姉妹都市インディアナ州カーメル 

2021年4月28日


 「アメリカは自由と平等の国」「頑張ればいつかは成功できる」このような言葉で表されてきたアメリカ。世界中からそのアメリカン・ドリームを胸に、数え切れない民族・人種の人々がアメリカに渡り、それぞれの道を切り開いてきたというのは多くの人が持っているアメリカのイメージです。

 ところが、実際には物事はキレイ事ばかりではありません。その中でも、人種差別はアメリカの歴史に暗い影を投げかけています。黒人に対する差別はもちろん、日系アメリカ人も第2次世界大戦のときには、強制的に収容所に送られ、不自由で屈辱的な生活を強いられたことが知られています。日系人だけではなく、他の国にルーツを持つ人達も、様々な差別を経験してきました。

 2020年に中国から世界中に広まったとされるCovid-19は、その差別をアメリカ国内でエスカレートさせることになりました。急激な勢いで世界中をパンデミックの渦に巻き込んだウィルスへの恐怖が、アジア系アメリカ人への差別と憎悪となってしまいました。もちろん、すべてのアメリカ人がアジア系の人たちを敵視したわけではありませんが。

 歓談するカーメル市長ブレナード氏このような情勢の中、河内長野市の姉妹都市、アメリカ インディアナ州 カーメルで市民が立ち上がり、“Gather in Support for our Asian American Community”(私たちのアジア系アメリカ人コミュニティの支援のために集まろう)という集まりが開かれました。会場は人々の密集を避けるため、屋根が高くて広さも十分な、カーメル市消防署が選ばれました。任期7期目のブレナード市長は、カーメルは生活し、働き、子どもを育てるのに最適な場所であることを強調しました。カーメルはすべての人に安心・安全を提供すること、市内のコミュニティのあらゆる人を守ることを改めて宣言しました。そして”Hate has no place in Carmel.” (カーメルに「憎しみ」の居場所はない)と結ばれました。続いて、カーメル警察署長が、安全で誰でも受け入れる環境を提供していくことを述べました。その後、インド系、中国系、韓国系アメリカ人のみなさんがスピーチされ、この1年が非常に大変な年であったこと、差別や身体的・心理的な暴力には声を上げてほしいことを訴えました。傍観者になることをやめて、互いに支え合いましょうと、メッセージを発しました。アメリカ原住民をのぞけば、すべてのアメリカ人が移民でありその子孫なのです。特別に扱ってほしいのではない、平等に扱ってほしいだけだと訴えました。Japan America Society of Indiana (インディアナ州日米協会)の会長は、職場から60マイルも離れているのにカーメルに住みたい人が多いという例をあげ、カーメルがいかに生活、仕事、子育てに最適な場所であるかを述べられました。日米協会にはこの一年、「日本へ帰れと罵声を浴びせられた」「護身術のクラスをうけるべきだろうか?」などという深刻な相談が寄せられてきたそうです。カーメル姉妹都市委員会の新しい会長、エヴァン・クルーツエヴァン・クルーツァー氏ァー氏は3年前に日本に行ったこと、名前も知らない河内長野に滞在して、ネットで調べたら自分たちが住むカーメルと姉妹都市であることを知ったという経験談を話しました。姉妹都市の人々が自分たちがまるで親善大使であるかのようにもてなしてくれ、彼らがカーメルに対して親密な尊敬の念を持っていると感じたと述べました。姉妹都市交流を通じて互いの文化を学び合い、友情を育て、そしてそれが人種的多様性を重視するカーメルで30年近くも続いていることは、素晴らしい、9月には二人目の子どもが生まれるので、またいつか河内長野を訪れたい、と結ばれました。集まりの最後では、Advancement of Asian Americans in Arts and Athletics(アジア系アメリカ人芸術・スポーツ振興会)の副代表の紹介で学生達による中国と韓国の曲が演奏されました。

 YouTubeで配信されたこの集まりの様子は、様々なバックグラウンドを持つ人々が穏やかに集まり、互いを支え合おうという気持ちに溢れた良きアメリカを感じられるものでした。

 人種差別、ヘイトスピーチは日本でも問題になっています。わたしたちも傍観者でいるのではなく、声を上げることが必要とされていると感じました。
                                             




びょうき、しゅっさん、こそだて、がっこう、てつづき



年会費

■個人会員
 ・一般:2,000円
 ・学生(高校生を除く):1,000円
■高校生:無料
■家族会員  3,000円
■団体会員 10,000円

河内長野市国際交流協会

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河内長野市昭栄町7−1
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