デンマークの学生との交流会
2019年1月25日(金)
市民交流センター 大会議室・和室
今年1月、北欧の国デンマークからやってきた学生との交流会が開催されました。デンマークのフュン島にあるアイスビャオフース国際エフタースコーレに通う10年生21名(15~17歳)と先生3名、さらに彼らの交換留学先である大阪YMCAインターナショナルハイスクールの高校生をまじえ、総勢50名をお迎え。デンマークと日本の学生の皆さんに、一緒に日本文化を体験してもらいました。まずは大会議室で折り紙のコマづくり、そのあとは和室に移動して茶道体験です。
●茶道体験
茶道体験では、曽和宗陽(そわそうよう)先生にご指導いただきました。和室の三方に学生たちが並んで座り、一人一人の前にお茶菓子が出されます。暦は一月。梅の花やふきのとうを模した和菓子、今年の干支である「亥」の焼印入りのおまんじゅうなど、季節を感じる美しいお菓子が並びました。お茶菓子にはお茶の苦みを抑える役割があるため、お茶より先にいただきます。茶釜のお湯で茶器を温め、丁寧に点てられた抹茶は、鮮やかで美しい緑色。曽和先生から、「まず器を見て目で楽しむ」それからお茶を出してくれた人に「いただきます」と礼をして、左隣の人に「お先に」と挨拶をするという作法を教えていただきました。
そっと器を手に取り、少し緊張した面持ちでお茶をいただくデンマークの学生さんたち。「little bitter(少し苦いです)」「おいしいです」と、伝統的な茶道の味わいを感じてくれたようです。
茶道体験の間、デンマークの学生のほとんどが足を崩さず、きちんと正座をしていました。曽和先生も驚き顔で、「感心しています」ととても褒めていらっしゃいました。
★Eisbjerghus Internationale Efterskole
(アイスビャオフース国際エフタースコーレ)
デンマーク、フュン島のNørre Aabyという町にある、国際交流を通した学びが特徴の私立学校です。今回来日した学生は、日本を交流国に設定した日本クラスに在籍し、日本にスポットを当てた異文化学習をしてきたそうです。
●ホストファミリーの皆さんとご対面
今回お迎えしたデンマークの学生の内6名が、河内長野で3日間ホームステイをします。交流会の後、ホームステイ先のご家族と対面すると、握手をしたり、ぎゅっとハグしたり、感極まって涙ぐむ人まで。これから3日間、家族として過ごす楽しい日々が目に浮かぶようでした。
ホストファミリーの中には、これまでにもデンマークからの受け入れ経験があるお宅もあれば、今回が初めてという家族もいます。
ホームステイを通じて、あたたかい交流の輪が広がっていくことを感じました。